テニス / 競技規則 1–2

コートとパーマネント・フィクスチュア

ITF · 2026
要点

コートの寸法、ネットの高さ、常設物の扱いと、コートを実際に測量して区画する方法を説明します。

このページの内容規則1 — コートの寸法と境界規則1 — ネット規則1 — ポストとシングルス・スティック規則1 — サービスコートとラインの幅規則2 — パーマネント・フィクスチュアに含まれるもの規則2、ケース1 — ネットポストへの取り付け物付則IX–X — シングルス・ダブルス共用コートの測設付則X — シングルス専用コートと支柱の位置付則X — 承認されたブレンデッドライン付則X — 推奨される周囲の余地
テニス — 23.77 m × 10.97 m23.77 m10.97 m8.23 m6.40 m
寸法はラインの外縁までを測ります。内側のサイドラインはシングルス、外側はダブルス用です。サービスラインはネットから6.40 mです。

規則1 — コートの寸法と境界

コートは長さ23.77 m(78 ft)の長方形です。幅はシングルスが8.23 m(27 ft)、ダブルスが10.97 m(36 ft)です。両端の境界をベースライン、両側の境界をサイドラインと呼びます。ダブルスのアレーはそれぞれ幅1.37 m(4 ft 6 in)です。

コートの寸法はすべてラインの外側の縁まで測ります。ラインは同じ色とし、コート面とはっきり区別できなければなりません。付則VIIIに定めるレッドコートとオレンジコートも、10歳以下の競技に使用できます。

規則1 — ネット

コートの中央をネットが横切ります。ネットはコードまたは金属ケーブルでつり、そのコードまたはケーブルを2本のポストの上に通すか取り付け、高さを1.07 m(3.5 ft)とします。ネットはポスト間を完全に埋め、ボールが通り抜けない大きさの網目でなければなりません。

中央では、張ったストラップでネットを0.914 m(3 ft)の高さに保ちます。コードまたはケーブルとネット上端をバンドで覆います。ストラップとバンドは全面白色でなければなりません。

  • コードまたは金属ケーブルの直径は0.8 cm(1/3 in)以下とします。
  • センターストラップの幅は5 cm(2 in)以下とします。
  • ネットの両側で、バンドの幅は5 cm(2 in)以上6.35 cm(2.5 in)以下とします。

規則1 — ポストとシングルス・スティック

ダブルスでは、各ネットポストの中心をダブルスのサイドラインの外側0.914 m(3 ft)に置きます。シングルス専用ネットでは、各ポストの中心をシングルスのサイドラインの外側0.914 m(3 ft)に置きます。

ダブルス用ネットでシングルスを行う場合は、2本のシングルス・スティックでネットを1.07 m(3.5 ft)の高さに支えます。各スティックの中心はシングルスのサイドラインの外側0.914 m(3 ft)です。

  • ネットポストの断面は、正方形なら一辺15 cm(6 in)以下、円形なら直径15 cm(6 in)以下とします。
  • シングルス・スティックの断面は、正方形なら一辺7.5 cm(3 in)以下、円形なら直径7.5 cm(3 in)以下とします。
  • ポストとシングルス・スティックがネットコードの上端から突き出す高さは、2.5 cm(1 in)以下とします。

規則1 — サービスコートとラインの幅

ネットの両側に、シングルスのサイドライン間を結ぶサービスラインを、ネットと平行に6.40 m(21 ft)離して引きます。センターサービスラインは、サービスラインとネットの間を2つの等しいサービスコートに分けます。この線はシングルスの両サイドラインの中間にあり、両者と平行です。

各ベースラインの中央に、長さ10 cm(4 in)のセンターマークを引きます。コートの内側に、シングルスのサイドラインと平行に引きます。

  • センターサービスラインとセンターマークの幅は5 cm(2 in)とします。
  • その他のラインの幅は2.5 cm(1 in)以上5 cm(2 in)以下とします。ただし、ベースラインは10 cm(4 in)まで認められます。
  • 付則Vで明確に認められる場合を除き、コート、ネット、ストラップ、バンド、ポスト、シングルス・スティックへの広告は禁止です。

規則2 — パーマネント・フィクスチュアに含まれるもの

パーマネント・フィクスチュアには、バックストップ、サイドストップ、観客、観客席や座席、コートの周囲または上方にあるその他の常設物が含まれます。主審、線審、ネットアンパイア、ボールパーソンも、所定の位置にいるときはこれに含まれます。

ダブルス用ネットとシングルス・スティックを使うシングルスでは、ダブルス用ネットポストとスティックより外側のネット部分はパーマネント・フィクスチュアです。競技用ネットやそのポストとは扱いません。ボールが触れたときは、この区別が判定に影響します。

規則2、ケース1 — ネットポストへの取り付け物

ネットポストへの取り付け物は、サイズと位置が適切で、プレーヤー分析技術として承認されていれば認められます。次の寸法は、このような取り付け物に関する規則上の目安です。

  • ネットに平行な幅は50 cm以下、ネットに直角な奥行きは40 cm以下、高さは122 cm以下が目安です。
  • ポストから内側への突出は10 cm以下、ポスト上方への突出は20 cm以下、ネットの面からの突出は20 cm以下が目安です。

付則IX–X — シングルス・ダブルス共用コートの測設

コート図とラインの測設手順では、ラインの外側を基準に測ります。共用コートでは、まず長さ12.80 m(42 ft)の直線をネットの線として決め、その中心をXとします。

Xから両方向に、4.11 m(13 ft 6 in)でシングルスのサイドライン、5.03 m(16 ft 6 in)でシングルス・スティック、5.48 m(18 ft)でダブルスのサイドライン、6.40 m(21 ft)でネットポストの位置を印します。ポストは最初に定めたネットの線の両端に置かれます。

ダブルスのサイドラインとネットの線が交わる、図のAとBの位置に杭を立て、それぞれに巻尺を取り付けます。半面の対角線を16.18 m(53 ft 1 in)、サイドラインを11.89 m(39 ft)として、巻尺を張り、ベースラインの角Cで交わらせます。測る長さを入れ替えて、反対の角Dを求めます。

ベースラインCDが10.97 m(36 ft)であることを確認します。その中心Jと、ダブルスの両角から1.37 m(4 ft 6 in)内側にあるシングルスのサイドラインの端を印します。シングルスの両サイドラインと中心線に沿ってネットから6.40 m(21 ft)の点を取り、サービスラインとセンターサービスラインを決めます。ネットの反対側も同じ手順で測設します。

付則X — シングルス専用コートと支柱の位置

シングルス専用コートも同じ方法で測設し、シングルスの境界外の線を省略できます。別の方法として、シングルスのサイドラインとネットの線の交点に巻尺を付け、対角線14.46 m(47 ft 5 in)と側辺11.89 m(39 ft)を使ってベースラインの各角を求めることもできます。

この専用配置では、通常シングルス・スティックを置く位置にポストを置きます。付則では長さ10 m(33 ft)のシングルス用ネットを推奨しています。ダブルス用ネットでシングルスを行う場合は、規則1に定める高さ1.07 m(3 ft 6 in)のスティックを使い、その中心を各シングルスのサイドラインの外側0.914 m(3 ft)に置きます。スティックの位置に白い点を付けると正確に設置できます。

付則X — 承認されたブレンデッドライン

大会承認団体がコート面に調和するブレンデッドラインを認める場合は、次の指針が適用されます。追加ラインだからといって、通常のコートラインの要件が無制限に免除されるわけではありません。

  • コート面と同系色で、より明るい色を使います。L*値の差は+22までで、塗料に関する目安は、背景色に加える白色塗料を体積比25%以下とすることです。
  • ラインのコートペースは、コート面との差が5 CPR以内でなければなりません。
  • 通常のラインより幅を1.0–1.5 cm狭くしなければなりません。
  • 白い競技用ラインとの交点の8 cm手前で終えます。

付則X — 推奨される周囲の余地

これは推奨される最小の余地であり、ラインで示すコート寸法を変更するものではありません。国際大会向けの目安は、レクリエーションやクラブ向けと異なります。

  • 国際大会では、各ベースラインからバックストップまで少なくとも6.40 m(21 ft)、各サイドラインからサイドストップまで3.66 m(12 ft)を確保します。
  • レクリエーションやクラブでは、各ベースラインの後方に少なくとも5.48 m(18 ft)、各サイドラインの横に3.05 m(10 ft)を確保します。
  • コート面からネットの位置で測る天井高は、最低9.0 m(29.6 ft)が推奨されます。
独自の解説と翻訳であり、競技団体の公式出版物ではありません。 提供されたITF Rules of Tennis 2026に基づきます。大会規程や承認された代替方式による特別条件は、別途明示します。
出典と方針 ↗